2008年04月30日

少女には向かない職業

少女には向かない職業

著者名:桜庭一樹(著)
出版社:東京創元社
出版年:2007.12
ISBN :9784488472016


文体は「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」と同じ。
ラノベっぽいです。

内容は「砂糖菓子〜」と同じように重め。
私は「砂糖菓子〜」の方が重い気がします。
少年犯罪(ウチは少女だけど)とかって、この本にもちょっと出てたけどゲーム脳はそんなに関係ないと思う。
思いを溜め込んでるだけだと思う。
自分の思いがあっても、大人に言ってもしょうがないから言わない。

あとは、法律だよ。
子供が守られすぎてる。


最後の一文でずーんと来た。
少年犯罪って自主してる人いるのかな?
自分が知らないだけかもしれないがあんま無いと思った。


全然関係ないけどミステリフロンティアっていい話が多いなぁ。
posted by 雨織 at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行の作家

2008年04月26日

少年検閲官

少年検閲官

著者名:北山猛邦(著)
出版社:東京創元社
出版年:2007.01
ISBN :9784488017224


『探偵』が犯人。
推理小説では有り得ない文の並びですが、この小説では有り得てしまう文。


素直に驚いた。
こうゆうのがあるから推理小説はやめられないんだよねー。
一気に真相へ近づいてく瞬間、最高!
間奏をあとで読み返すと今度は違って見えるってのもいい。

この世界じゃないと使えないトリック。
この世界じゃないと使えない動機。
けど、楽しめました。

以下少しネタバレです。
ただ、致命的なネタバレは無いかと思われます。




書物が無い世界。
その世界の人間はもはや書物がどんな形なのかすら知らない。
テレビも無く、情報はラジオから。
そのラジオの情報も全て検閲されていて都合のいいものしか流れていないのかもしれない。普通の人間にそれを知る手立ては無い。
そんな世界で父から『ミステリ』を聞かされ『ミステリ』が無い世界で『ミステリ』を知っているクリス。
そのクリスが来た村で事件が起きる。クリスは色々推理をするが、『ミステリ』を知らない人たちは人の死が分からず推理をしない。
だが、村で起こった事件を少年検閲官・エノが解き明かしていく。


書物が在る世界でよかった・・・
posted by 雨織 at 14:48| Comment(0) | TrackBack(2) | か行の作家

2008年04月20日

フィッシュストーリー

フィッシュストーリー

著者名:伊坂幸太郎(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.01
ISBN :9784104596027


『動物園のエンジン』『サクリファイス』『フィッシュストーリー』『ポテチ』この四つの短編です。

『サクリファイス』と『フィッシュストーリー』が特に好き。
『サクリファイス』の生贄とか風習とかって、古いものだから怖い感じがする。
何が絡んでるか分からないって言う怖さ。
それに黒澤さんメインだし。

『フィッシュストーリー』この繋がってるのがいいなぁ。
「礼なら、父に」ってのが、正義っぽい。
普通に正義を実現できる人ってかっこいいと思う。

『動物のエンジン』は単純明快な真相に驚いた。

『ポテチ』は野球選手と泥棒じゃ全然違うもんね。


他の作品に出ててた人も出てて、リンクしてます。
posted by 雨織 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の作家

2008年04月15日

倚りかからず

倚りかからず

著者名:茨木のり子(著)
出版社:筑摩書房
出版年:1999.10
ISBN :9784480803504


国語のレポートで好きな詩を書けというのが出たので、お母さんに「詩集みたいなの無いー?」と聞いたら、中原中也の詩集(有名な『汚れちまった悲しみに…』が出てきた)とこれを渡された。

詩の方はそんなに読まないので、適当に選んでおこうと思ったらすごいよかった。
あー、これ好き。


好きなのは「倚りかからず」「鄙ぶりの唄」「疎開児童も」「時代おくれ」「水の星」
なんか怒ってるわけじゃないんだけど、なんか私が悪かったと思ってしまった。
でも、悪い気はしなくてすみませんって謝れそうだった。
戦争の色が強いなぁと思ったら、戦争を生きた人でした。


とても有名な人らしく、こんな素敵な詩を書く人を知らなかったのが恥ずかしい。
posted by 雨織 at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の作家

2008年04月13日

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

著者名:桜庭一樹(著)
出版社:富士見書房
出版年:2004.11
ISBN :9784829162767


ぐはぁ。
ページ数は少なくてさらっと読めるのに、重い。
ものすごく気に入りました。
たぶん今年の感想文はこれだな。


虐待。
ウチが通ってた小学校にもあった。
姉妹の妹が死んじゃって、その頃は結構ニュースでも流れてた。
私はその妹の姉の子とは、私より年下だったけどちょっと仲が良かった。
仲がいいっていうより、なんかよくなついてくる子だなーって思ってた。
今思うとそれもサインに思えて仕方が無い。


好きって絶望だよね。


ストックホルム症候群。
確かに子供は親大好きだよね。
愛してもらいたいよね。
だから、親を庇う。
絶望だ。


生き残った子だけが大人になれる。
実際そうなんだけど少し残酷だ。
posted by 雨織 at 08:37| Comment(0) | TrackBack(1) | さ行の作家

2008年04月11日

1000…0?

いつの間にか訪問者数10000突破です!
わー、ぱちぱち。

ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
posted by 雨織 at 20:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 戯言

2008年04月06日

いじめられっ子ノラ

いじめられっ子ノラ

著者名:宗田理(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2007.06
ISBN :9784569686912


実際あったことを元に書かれたもの。
これは、苛めてる人の描写が分かりやすいと思います。
苛めたことに対しての後悔は無い気持ち。
実際いるよなー、こんな子。

同じ苛めのテーマなら青木和雄さんのもいいです。
posted by 雨織 at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行の作家

ラッシュライフ

ラッシュライフ

著者名:伊坂幸太郎(著)
出版社:新潮社
出版年:2002.07
ISBN :9784106027703


読み終わった後の読了感が最高!
やっぱ伊坂さんはええわー。

豊田と黒澤が好き。
特に黒澤。あんた最高だよ、こんちきしょー!

逆に戸田はここまで来ると不憫、かわいそう。
お金で買える幸せが全てだと思ってる。
お金で買えない価値だってある。プライスレス。
だから、豊田が断ったときは清清しかった。
そのあとも食いついて必死になってるのが醜い。

自信を持っておすすめ。
posted by 雨織 at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の作家

死神の精度(映画)

君は死ぬことについてどう思う? by千葉

見れないと思ってあきらめてた映画。
2月は2回も映画見ちゃったから経済面の余裕が無いから無理だーと思ってたけど、母様も見たいと言ったので、お金は母様にお願いして見てきました。
らっきー♪


オトンと妹は『犬と私の10の約束』をみてました。
二人とも泣いてた。
いい映画だったんだろーなー。





以下ネタバレ。続きを読む
posted by 雨織 at 09:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画

2008年04月04日

『クロック城』殺人事件

クロック城殺人事件

著者名:北山猛邦(著)
出版社:講談社
出版年:2002.03
ISBN :9784061822399


まあ普通。
ちょっと堅苦しい印象があります。

黒鴣(くろく)って苗字・・クロックから来てるんだろうなぁ。
わりとそのまんま。

ワトソン役だと思ってた志乃美菜美が推理を話し始めたときはびっくりした。
南深騎が推理するのかと思ってた。
ただ、最後の推理の嵐はひどかった。なんか天才同士の会話がぷんぷんしていまいち感情移入ができなかった。

3つの大時計が、“過去”“現在”“未来”を表してる設定が好きー。
posted by 雨織 at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | か行の作家